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「壊れてないから」は理由にならない~買い替えないパソコンの落とし穴~

  • 執筆者の写真: KOBAYASHI
    KOBAYASHI
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分
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一見、問題なく動いているように見えるパソコン。起動もするし、ネットにもつながる。「不満があるわけじゃないし」「買い替える理由もない」と、そのまま使い続けていませんか?でもその「不便はないから大丈夫」という判断が、知らないうちに企業全体のリスクを積み上げているかもしれません。

 

パソコンは“壊れる”前に“古びる”ものです

物理的に壊れてはいなくても、パソコンは確実に内部から古びていきます。特に見落とされやすいのが、OSやソフトのサポート期限の終了です。

サポートが終了したパソコンは、セキュリティ更新が止まるため、穴が開いたまま使い続けるような状態になります。業務には支障がなくても、外部からの侵入やウイルス感染に対して、無防備になってしまうのです。

また、社内で一部だけ古いパソコンが混在している場合、ファイルの共有やネットワークのやり取りに思わぬ不具合が生じることもあります。「まだ動くから」と油断していると、組織全体の足を引っ張る存在になってしまうことも珍しくありません。 


不調のサインは目に見えないところにあります

業務中に突然動かなくなる、ブルースクリーンが出る──こうしたトラブルは、わかりやすい「限界」のサインです。ですが、実際には目に見えない劣化がもっと深刻です。

たとえば、こんな症状に心当たりはありませんか?

  • 起動が遅くなった気がする

  • ブラウザを開くたびにフリーズする

  • 更新プログラムがうまく適用されない

  • 社内ツールの動作が重くなった

  • ある日突然「このアプリはこのOSに対応していません」と表示された

どれも「まだ使える」と思ってしまいがちですが、これらは老朽化のサインです。

こうした端末を無理に使い続けることで、作業効率の低下や情報漏洩のリスクがじわじわと高まっていきます。


 

「高性能にこだわらないから、古くてもいい」──本当にそうでしょうか?

「メールと表計算ができれば十分」「高性能なスペックはいらないから、新品でなくても問題ない」こうした考え方は、確かに一理あります。けれど、問題は性能の高さではなく、運用の安全性と安定性です。

古いパソコンがもたらすリスクは、スペックの低さではなく、管理の難しさや不具合の発生率にあります。

「特定の操作だけは必ずフリーズする」

「再起動すれば直るが、頻度が高い」

「データの読み書きが異常に遅い」

これらは、日々のストレスや作業効率の低下を生むだけでなく、社員の集中力やモチベーションにも確実に影響します。結果として、ミスの発生や業務の停滞にもつながります。


 

コストの優先順位を、見直すタイミングかもしれません

もちろん、すぐに新品を導入できるとは限りません。だからこそ、本当に必要なコストとは何かを見極める必要があります。

壊れていないからという理由だけで現状を維持し続けることが、実は遠回りなコスト増につながっていないか。パソコンの不調に気づいたとき、それを一時的なものとして放置していないか。今のままでいいが続いた先に、もっと大きなリスクが潜んでいるかもしれません。パソコンは、ただの道具ではありません。企業の仕事を支えるインフラであり、適切な管理と見直しが必要な「資産」です。

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