アップサイクルPCがもたらす環境貢献の実際と定量効果
- KOBAYASHI

- 6月2日
- 読了時間: 3分

企業が選ぶ「環境貢献型IT調達」とは?
カーボンニュートラルの実現が叫ばれる中、企業のIT調達も環境配慮型が当たり前になりつつあります。中でも注目されているのが「アップサイクルPC」。
単なる中古パソコンではなく、性能や機能を高めて再構築されたパソコンであり、業務に必要なスペックを維持しながらCO₂排出や電子廃棄物の削減に貢献できるのが特徴です。
この記事では、実際にどれくらいの環境貢献が可能なのかを、数字(定量データ)でご紹介します。
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CO₂削減量:1台あたり最大255kgの温室効果ガスをカット
新品パソコンを1台製造する際に発生するCO₂排出量は、約200~300kgといわれています。
アップサイクルPCの場合、部品の再利用や再整備によって85%前後のCO₂排出が抑制可能とされており、1台あたりおよそ255kgのCO₂削減効果が見込まれます。
例)100台導入した場合の削減量:25.5トン相当
これは、杉の木約1,820本分の年間吸収量に匹敵します。
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電子廃棄物(e-waste)削減:1台で最大20kgの廃棄抑制
世界で毎年発生する電子廃棄物は5,000万トン以上。その中でもパソコン関連機器の割合は大きく、日本でも多くの電子機器が廃棄されています。
アップサイクルPCは、筐体や基板、ディスプレイなどを再活用するため、1台あたり15〜20kgの廃棄物を削減可能です。
例)200台の導入で約4トンの廃棄物を削減
これは、業務用冷蔵庫約13台分の重量に相当します。
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企業のSDGs達成にどうつながる?
■ 目標12「つくる責任・つかう責任」
資源の有効利用と廃棄削減を通じて、循環型社会への貢献が可能。
■ 目標13「気候変動に具体的な対策を」
温室効果ガスの抑制は、ESG指標にも影響。Scope3(間接排出)対策として評価されるケースも。
■ 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
再生技術やリファービッシュの活用は、持続可能な技術導入モデルとして注目されています。
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CSR・ESGレポートにも活用できる「見える効果」
環境対応は、すでに対外的アピールの手段になっています。
導入したアップサイクルPCの台数から、
• 削減したCO₂量
• 抑制した電子廃棄物量
• SDGs貢献内容(目標12・13・9)
などをレポートやIR資料に記載可能。
取引先や株主への評価向上にも寄与し、単なるコスト削減にとどまらない企業価値の向上につながります。
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今こそ、選ぶ基準を変えるとき
「環境への配慮」はもはや選択肢ではなく、企業活動の前提になっています。
アップサイクルPCの導入は、単なる業務ツール調達ではなく、“企業としての姿勢”を表す選択。持続可能な社会に向けた、第一歩を踏み出してみませんか?
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当社では、法人様向けに高性能なアップサイクルPCを1台からレンタル可能です。
環境対応とコストダウンを同時に実現したい方は、ぜひご相談ください。




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