未来の世代に借金を残さないために、私たちができること
- KOBAYASHI

- 2 日前
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見えない負債とは何か
企業が抱える借金は必ずしもお金だけではありません。使われないまま放置された機器や古いデータ、放置されたクラウド契約は、金銭には現れなくても運用コストやリスクという形で企業の負担になります。特に、壊れていないのに交換された機器は、製造から廃棄までに多くの資源とCO2排出を伴い、環境負荷につながります。
購入はゴールではなく最初の一歩
機器やソフトを導入する際、多くの企業は価格やスペックに注目します。しかし本当に考えるべきは導入後の使い方と手放し方です。返却、再利用、再整備や寄付など、出口戦略を購入前に設計することで、単純な消費ではなく循環を意識した運用が可能になります。
運用中の資産を活かす発想
使っていないパソコンやクラウドストレージ、アクセスされないデータは、企業の負担となります。運用途中の機器も、別部署で再活用したり、不要データを削除するルールを定めたりすることで、資産は“眠らせない”状態になります。
契約やツールの出入り口と出口をセットで
増えすぎたツールやサービスは、気づかないうちに契約更新され、コストを増やす原因になります。導入時に「誰が・いつまで使うか」「使わなくなったら誰が止めるか」を明確にすることで、無駄な負債を防ぐ設計ができます。
長く使うことの価値
最新機種にすぐ更新するのではなく、内部清掃やメモリ増設などで延命させることで、環境面・経営面の両方でメリットがあります。ひとつのパソコンを長く使い続けること自体が、持続可能なIT運用です。
データは“持つ”より“使う”
クラウドに無制限に保存できる時代だからこそ、不要なデータは整理しないと価値が埋もれ、情報漏えいリスクが高まります。使用頻度の低いデータの定期的な整理や削除ルールの設定が効果的です。
小さなルールで負債を減らす
・購入前に出口を決める
・資産は使われ方で管理する
・不要な契約やデータは削除する
これらの小さなルールが、企業運用を軽くし、未来の負債を減らす基盤になります。




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