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AIツール時代のPCに感じる、『違和感』の正体

  • 執筆者の写真: KOBAYASHI
    KOBAYASHI
  • 8月8日
  • 読了時間: 3分
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いつものようにパソコンを開いて、メールをチェックしようとしたら、なぜか起動に3分。

資料作りの途中でCopilotを呼び出したら、画面がフリーズ。

Notion AIでメモをまとめようとしていたら、ぐるぐるマークがずっと止まらない…。

「別に壊れてるわけじゃない。けど、なんか調子が悪い」このなんとなく不便な状態に、気づきながらも放置している人は少なくありません。



新しいツールだけど、古いパソコンというギャップ

ChatGPT、Copilot、Notion AI、Grammarlyなど、いわゆるAI機能が業務に入り込むスピードは、思ったより速くなっています。

でも、現場のパソコンはそれに追いついていません。

数年前に購入したノートPC、ストレージが圧迫された状態、導入した際にデフォルトで入ってたよくわからないソフト、Windowsアップデートを先延ばしにしたままの環境。

「一応使える」けれど、「なんかスムーズじゃない」。

この中途半端な状態で毎日働くと、地味にストレスがたまります。特にAIツールは、常にオンラインでクラウド通信を行いながら、時に重たい処理も要求します。それが古いブラウザ、メモリ不足、SSDの空き容量不足と組み合わさると、一気に処理が重くなり、ツールそのものの印象も悪くなってしまうのです。



対応していないのではなくて、快適に使えないだけ

「このパソコン、AIに対応してないのかな?」という誤解がありますが、実際には動作要件としては問題ない場合がほとんど。

問題は、「動くかどうか」ではなく、「気持ちよく使えるか」。たとえば、

• 起動に時間がかかる

• 複数アプリを開くと明らかに重くなる

• TeamsやZoomとAIツールを同時に使うと落ちる

これらはすべて、パソコン自体のスペックと、OS・ブラウザ・回線環境の掛け合わせによるものです。つまり、対応していないのではなく、今の状態では力不足になっているというのが実情です。



「最新パソコン」は必須じゃないけど余裕は必要

では、AIを使うにはハイスペックな最新機種が必須なのか?と言えば、決してそうではありません。大切なのは、日常の業務をしながら、AIツールを同時に走らせても安定して動くだけの余裕があるかどうか。

逆に言えば、「Web会議をしながらWordで議事録をとって、Copilotで文面チェックをする」「複数のタブを開いて、AIチャットを使いながら資料を作る」そんな普通の動作がスムーズなら、それで十分なのです。「AIに対応しているか」ではなく、「AIを使ってもストレスがないか」を判断軸にしたほうが、ずっと現実的です。



買い替えか?再整備か?それともレンタルか?

もし、「今のパソコン、ちょっともう限界かも」「AIツール使うと重くなるけど、買い替え予算が…」と感じているなら、選択肢はひとつではありません。

• ストレージを整理して再設定する(一部のパソコンはこれだけで大きく改善)

• 今ある端末を再整備する(アップサイクルによる延命)

• 数台だけレンタルして快適さを試してみる

特に社内でAIツールを使うメンバーが限られているなら、試す期間を設けてから本格導入するほうが、失敗も少なくなります。



パソコンに「明確な不具合」はなくても、「なんか重い」「なんか不便」が積み重なると、作業効率も気持ちも落ちていきます。そんなときは、「このパソコンで本当に大丈夫か?」と問い直してみてください。その違和感こそが、次の一歩へのサインかもしれません。

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