価値は”使われ方”で変わる。～「誰が」「どんな場面で」使うかによって、もう一度灯る資産の命～

どんなパソコンでも『主役』になれる現場がある

「このパソコン、もう古いから…。」「メモリが少ないし、動作もなんだかモッサリしてる。」「新しいプロジェクトにふさわしくない。」こうして、まだ動くにも関わらず、現場の外に追いやられるパソコンたち。

けれど、「一軍で使えない＝全く役に立たない」ではありません。

例えばスポーツの世界では、スタメンではない選手がベンチから大活躍することもある。IT資産だって、それは同じです。

使われる場面さえ変われば、思いがけない場所で主役になれる。アップサイクルパソコンとは、そんな舞台替えの発想にほかなりません。

企業のIT部門では、ついパソコンをスペックでランク付けしがちです。

しかし、使う人の職種やシーンによって、必要な性能は大きく変わります。たとえば…

つまり、「最新じゃないから使えない」のではなく「誰が使うかを見ていないから活かしきれない」のです。

スペックよりも、『立ち位置』を変えるという発想にシフトしましょう。

IT資産の世界では、更新することばかりがヨシとされがちです。

しかし現場に必要なのは、今あるリソースでどう乗り切るか、という現実的な工夫。

アップサイクルパソコンの導入は、単ん位環境配慮やコスト削減だけでなく、以下のような企業体質の変化をもたらします。

・情報共有のスピードが上がる

　⇒古い端末を活かしたサテライト端末設置により、現場での情報確認が即時化。

・非常叔父のBCP対応が柔軟になる

　⇒一時的な分散勤務にも対応しやすい端末プールができる

・新人育成がスムーズになる

　⇒試用期間中に使わせることで、PCへ愛着となれも醸成つまり、アップサイクルは企業の柔軟性を育てるインフラ戦略ともいえます。

アップサイクルがうまくいく企業と、そうでない企業の違いは何か。

それは、想像力があるかどうかです。

「これ、別の部署で使えるのでは？」

「来年度の新入社員に配るには十分では？」

「イベントように数台ストックしておけば、急な貸出にも対応できるのでは？」

この「もしも思考」が、資産の命をもう一度蘇らせます。パソコンの価値を決めるのは、CPUでも年式でもない。

それをどう想像するか、なのです。